トレードをする時皆さんは何を基準にトレードをしていますか?ボリンジャーバンド、MACD、移動平均線などなどたくさんありますよね。僕はその中でも一目山人の考案した「一目均衡表」を使用しております。
この一目均衡表の凄いところが、縦軸の「価格」だけではなく横軸の「時間」も測れるところにあります。
今回は「一目均衡表って何?」というところを簡単に解説していきたいと思います。
一目均衡表とは
一目均衡表は「時間軸を未来・過去へずらした3次元チャート」と言われています。基本的にチャートは価格と時間の2次元ですが、価格と時間(過去)と時間(未来)に渡って分析ができる素晴らしいテクニカル分析ツールとなってます。
しかもこの一目均衡表は日本生まれなんですよね。細田悟一によって、1936年(昭和11年)に考案された。ペンネームである一目山人(いちもくさんじん)という名が世に広がりました。なんとも親しみやすいですね。
一目均衡表の各ラインについて
一目均衡表は5つのラインから成り立っています。転換線、基準線は単純平均。先行スパンは雲を表し、未来にラインを描く。遅行スパンは過去の価格に今の値を合わしたもの。
簡単に見えて結構難しいですが、これが結構使えるんです。それぞれ見ていきましょう!
転換線
その日を含め過去9日間の最高値と最安値の単純平均。
基準線
その日を含め過去26日間の最高値と最安値のみを取り出した単純平均。
先行スパン1
先行スパン2
遅行スパン
この5つのラインの組み合わせによってチャートが出来上がってきます。
一目均衡表の各ラインを画像で
ドル円日足のチャート。
赤色が転換線、黄色が基準線、紫色が先行スパン1、緑色が先行スパン2、青色が遅行スパンという表示です。
これらを組み合わせて見ていきます。時間論、波動論、値幅観測論という基本理念もあり、これらを複合的に見ていくんです。
少し見方は難しいですが、かなり使えるツールなので一度勉強してみてはどうでしょうか。