手軽に切れ味を戻したいならシャープナーが便利ですが、しっかりとした切れ味に戻すためには、砥石が必要です。
砥石を使って研いだ包丁は、シャープナーで手入れをした包丁とは比べ物にならないくらい、切れ味が抜群。
いざ砥石を手に入れようと思うと、
種類がたくさんあるし、研ぎ方もよくわからないし、どうすれば良いのか悩むなぁ。
こんな疑問や不安を抱えている人も多いのでは。
そこで今回は、初心者でも簡単に、新品同様の切れ味に包丁を研ぐことができる「AOVITY 両面包丁研ぎ砥石」を紹介していきます。
初めて砥石で包丁を研ぐ方は、この記事を参考にして、包丁の切れ味を新品同様に蘇らせましょう。
シャープナーと砥石の違い
包丁の切れ味を回復させる商品の中に、シャープナーというものもあります。
シャープナーを使えば包丁の切れ味は回復しますが、砥石とは根本的に別の商品となります。
シャープナーと砥石は全くの別物
簡単に切れ味を取り戻したいならシャープナーでも良いのですが、シャープナーで取り戻した切れ味はすぐに無くなってしまいます。
そして、シャープナーを使い続けていると、包丁の切れ味を取り戻せなくなってしまいます。
その理由は、それぞれの研ぎ方が全く違うから。
包丁を研いでいる箇所が全く違うので、切れ味は回復しますが、シャープナーと砥石は全くの別物となります。
シャープナーを使うと刃先が丸くなる
包丁の切れ味が無くなっていくのは、使っていくうちに刃先が丸くなっていくから。
この丸さを削るのがシャープナーの役目ですが、シャープナーを使うと包丁の先端だけを削るため、刃先が潰れてしまいます。
シャープナーを使い続けていると刃先がだんだん丸くなり、最終的には削る箇所が無くなり、切ることができなくなってしまうことも。
シャープナーはとても手軽で良い製品ですが、包丁のためにも常用はやめましょう。
たまには砥石で刃先を整えましょう
砥石を使うと、刃先が丸くなった包丁の、本来の角度を保ったまま研ぐことができます。
なので、何回研いでも刃先が丸く潰れる心配がなく、その包丁をずっと使い続けることが可能。
砥石は研ぐのが少し面倒ですが、数ヶ月に1回くらいは砥石で刃先を整えるメンテナンスをしてあげましょう。
慣れてくると数分で包丁の切れ味を、新品同様に戻すことができますよ。
AOVITY 両面包丁研ぎ砥石の紹介
AOVITY 両面包丁研ぎ砥石の特徴は、
- 両面砥石1000/6000で粗研ぎから仕上げまでOK
- 包丁研ぎホルダー付きで最適な包丁の角度に
- タオル・軍手・滑り止め台のフルセット
以上のとおりです。
両面砥石1000/6000で粗研ぎから仕上げまでOK
通常の砥石は「番手(砥石の粗さ)」は1つのみですが、この商品は表と裏で違った番手で包丁を研ぐことができます。
- 1000番手:刃こぼれを取り除く荒研ぎ用
- 6000番手:刃先を更に鋭く整えるため
通常の砥石だと2つ購入する必要がありますが、この商品だと粗研ぎから仕上げまでこれ一つでOKなので、コスパ良しです。
包丁研ぎホルダー付きで最適な包丁の角度に
包丁研ぎって、研いでいる間の角度をつけるのが難しいんですよね。
「よく10円玉2枚分の角度をつけて包丁を研ぐ」と言われていますが、初心者にはなかなか難しい。
ですが、砥石に付いている包丁研ぎホルダーを利用すれば、その角度を簡単につけることができます。
包丁研ぎが初めての方でも、簡単に包丁の角度を保ったまま研ぐことができるので、とても便利ですよ。
タオル・軍手・滑り止め台のフルセット
この砥石には、包丁研ぎに必要な商品が全てフルセットで付いてきます。
AOVITY 両面包丁研ぎ砥石を購入すれば、他に必要な商品を買う必要がないので、とてもありがたいですね。
包丁研ぎの初心者にも、とても嬉しいセット内容です。
砥石を使った上手な包丁の研ぎ方・手順
ここからは、砥石を使った上手な包丁の研ぎ方と手順を解説していきます。
砥石を水につける
まず、砥石を使う前は水を吸い込ませなくてはなりません。
砥石から気泡が出なくなったら、砥石の準備は万端です。
水平で安定した場所に砥石を置く
包丁を研いでいる最中に砥石がずれると刃先が偏るので、水平で安定した場所に砥石を置きましょう。
滑り止めホルダーを利用してもいいですし、濡れた雑巾なんかを砥石の下に敷いておけば、ほぼずれることはないです。
どうしても滑りやすい場合は、「砥石固定台」を利用すると良いですよ。
包丁研ぎホルダーを包丁につける
付属している包丁研ぎホルダーを、包丁に付けましょう。
包丁の角度が安定することで、包丁がすごく研ぎやすくなります。
包丁研ぎホルダーは別売りしているので、初心者でお持ちじゃない方は、合わせて買っておきましょう。
包丁を3か所に分け、研ぎたい場所を押さえる
包丁と研ぐ時は、研ぐ位置を3か所に分けて研いでいきます。
その時に手を添えますが、研ぎたい場所を押さえて研ぐようにしましょう。
前後に動かして研ぐ
包丁の研ぐ位置が決まって手を添えたら、包丁を前後に動かして研いでいきます。
最初はなかなか難しいと思いますが、数分もすれば慣れてきて、上手に研げるようになりますよ。
包丁の滑りが悪くなってきたら、水を上から少量たらしてOK。
研いでいると黒い研ぎ汁が出てきますが、この研ぎ汁は包丁の切れ味を回復させるために必要なので、絶対に洗わないようにしましょう。
“かえり”が出ているのを確認して取り除く
しっかりと包丁が研げていれば、「かえり」が出てきます。
かえりは研いでいる包丁の反対側に出てくるので、ゆびでなぞって確認しましょう。
かえりが出ている場合は、キッチンペーパーや新聞紙などでかえりを取り除きます。
かえりが出ていない場合は、研ぎがうまくいっていないので、再度包丁を研ぎましょう。
同じ要領で裏を研ぐ
かえりを取り除いたら、次は包丁の反対の面を同じ要領で研いでいきます。
裏面を研いでも反りが出るので、研ぎ終わったらしっかりと取り除きましょう。
包丁の切れ味を確認して完成
両面とも包丁を研ぎ終わったら、切れ味を確認して完了です。
果物を切ってみてもいいし、紙を切ってみてもいいし、自分なりに切れ味を確認してみてください。
その他のオススメの砥石
ここで紹介した砥石以外にも、砥石はたくさんの商品があり悩んでしまいますよね。
そこでここでは、買うべきおすすめの砥石を紹介します。
シャプトン:砥石の中で最も使われていて愛用者が多い
砥石と言えば「シャプトン 刃の黒幕 オレンジ 中砥 #1000」と答える人も多いくらい、超定番アイテム。
家庭用包丁であれば、1000番一つさえあればOK。
シャプトンの砥石はセラミックでできているので、砥石の減りが少なく、長持ちすると評判です。
少し値段が高いのがデメリットですが、長持ちすることを考えると、コスパが良いいですよ。
包丁をよく研ぐ日本料理屋の人が、よく愛用している砥石です。
貝印コンビ砥石:ボロボロに刃こぼれしている場合
貝印コンビ砥石は、両面砥石で400番と1000番が使えます。
400番はとても荒いので、刃がボロボロになった包丁も研ぐことが可能。
400番で包丁を研いだ後に、1000番で研げば仕上げができるので、切れ味が完璧に戻ります。
もう少しシャープに研いで切れ味を最高にしたい場合は、4000番や6000番の砥石を別途用意しましょう。
まとめ
というわけで本記事は、「包丁研ぎホルダー付きの研石を使えば、初心者でも新品の切れ味に!」という内容で書いてきました。
砥石を使って包丁を研ぐのは難しそうに感じますが、いざ挑戦してみると意外と簡単です。
しかも、包丁研ぎホルダーがあれば、更に簡単に包丁を研ぐことができますよ。
愛用の包丁を長く使うためにも、数ヶ月に1回くらいは砥石で包丁を研いで大切にしてあげてくださいね。
砥石で包丁を研ぐと、研いた包丁の新品同様の切れ味にびっくりするはずです!